省エネは45年程前のオイルショックから
省エネルギー(いわゆる省エネ)という言葉は古くからあり、それが生まれたきっかけは45年程前の1973年に発生したオイルショックです。
オイルショックでは原油の供給が少なくなり価格が異常に高くなりました。
そのため世界的に経済が混乱し、日本では物資不足の噂によるパニック(トイレットペーパーの買占め騒動等)が起こり、当時の混乱ぶりが伝えられています。
その6年後の1979年にも第2次オイルショックが発生し、日曜にガソリンスタンドを休みにしたり、繁華街のネオンサインを早めに消すなど、世の中で省エネルギーへの取り組みが活発になりました。
現代において省エネは、省エネ家電や省エネ住宅等でお馴染みですが、それだけにとどまらず地球温暖化といった温室効果ガスによる地球規模の気候変動が問題となる中、環境に優しいエコロジーという考え方も世の中に深く浸透しています。
世界的な問題であるため、日本では第2次オイルショックが発生した1979年に省エネ法という法律が施行されました。
建物に関する省エネ基準等も設けられ、省エネルギー計算も生まれました。